これ何マップ

世界のこれ何マップ??

【問題】

上の地図は、赤が右側通行、青が左側通行の国を表しています。
そう車の通行の右側、左側の分布です。
世界のほとんどが占めるのは、車の右側通行です。
現在は・・・。
しかしかつての世界でのトレンドは左側通行だったのです。
最古の証として、古代ローマ(紀元前753年〜紀元前509年)の遺跡から発見されたピストン輸送で走っていた荷車のわだちの形跡から、左側通行になっていた事が判明しています。

これには「利き手」と密接な関係があります。
3万年前から世界人口の88〜90%が「右利き」だといわれており、左利きの割合が右利きより多い民族は世界には存在しないそうです。
右利きの場合、左側の空間よりも、利き手の右側の空間が広くなるように、位置をとるのが合理的です。

中世以前の旅路は、極めて危険な環境下にありました。
そのため、貴族や兵隊ではない一般市民でも、剣や槍などの武器を所持して、盗賊や敵から身を守りながら移動し続けなくてはいけませんでした。
前方から来る敵を迎え撃つには、利き手である武器を持つ右側に敵を回した方が都合が良く、鈍い左側が敵から遠ざかって安全なので、左側通行が原則であったということです。

しかし、、ある男が世界を右側通行に変えたのですが…
ではそれは誰でしょう???

【答え】

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ナポレオン

【解説】

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中世あたりまで世界は左側通行だったのに、
今日の諸外国のほとんどが、右側通行になっているのは、
ナポレオン(1769〜1821年)が世界に右側通行を定着させたという説が一般的。

征服した地域の交通網開発を積極的に行ったといわれています。
ナポレオンは、フランス革命まっ最中の1792年、
正式にフランス国内外の右側通行を法令にしたという記録が残っています。

そこで疑問。ではなぜ、ナポレオンは右側通行に変えたの?
理由として、ナポレオンが左利きだったからという説が根強く信じられています。
彼は左利きで、側近は彼の「剣の利き手」の左側から近づくように義務づけられた習慣が、
征服していった国々に伝わったのが右側通行の始まり。

その他の説
・ナポレオンの戦術のため右側通行をとりいれた説
当時の戦争は、正面同士で戦うのが一般的だったが、ナポレオンの軍隊は高度に
動き回れるように訓練され、「一点突破、全面展開」を戦術としていた。
まず「物理的に敵の戦力が薄くなる左翼」を集中攻撃、混乱させて攻略する戦略だったため、
軍隊全体が右側から左方向に進軍するように、
通常の移動も軍事訓練として右側通行を定着させた。

・銃社会に変わったから説
銃を構えるには、物理的に目標に向かって上半身を左方向に向けなければいけません。
剣の場合と反対に、左側に敵を回すと都合が良く、素早く攻撃できるので、
右側通行を軍隊に定着させた。
剣から銃へと、携帯武器の変化とともに、対面交通の方向を変えさせたという
論理的な見解だといえます。

「放送作家・横山龍太のアイデア研究所」より引用
https://ameblo.jp/pon-ryuta/entry-12425227957.html

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