【問題】
師走も残すところあと半月ですね?
芸能人の正月といえば、ハワイ。
ホノルル空港で芸能人を待ち受けるレポーターというのはお馴染みですが、そもそも芸能人の正月はなぜハワイになったのかというと、その現象が始まったのは、昭和40年代。
ある集団が正月ハワイでクルーザー遊びをする様子が度々取り上げられたからなんですが…さて、この集団とはどなたでしょうか?
【答え】
【答え】
石原軍団
【解説】
ヨットが好きだった石原裕次郎はハワイに別荘を持ち、正月には石原軍団がハワイでクルーザー遊びをする様子がたびたび取り上げられた。
大御所の映画俳優や監督もハワイで過ごすようになり、そのうち正月のハワイは一流芸能人の証、芸能人にとって憧れの存在となったそうです。ちなみに、
石原軍団といえば炊き出しですが、なぜ炊き出しを始めたの??
元々ドラマ『西部警察』などのように、石原軍団がかかわっていたロケで、スタッフが用意した弁当がスタッフ用と役者用でレベルが違ったことがきっかけだという。スタッフ用の弁当は安く、これを見た石原裕次郎がかなり怒り、
「どういうことなんだ! 作品は一緒に作っているんだ! 裏方も役者も一緒だ!食べるものが同じでなければ同じ気持ちになれない!」と主張したのだという。しかし、役者が食べる高い弁当を全関係者で同じレベルにするとカネがかかるのは自明。
だったら、自分達で作ればいいじゃないか――ということになり、カレーライスや焼きそばなどを自分で作ることになったのだそうだ。
寸胴にカレーを入れて、裕次郎が自らかき混ぜ、渡哲也がよそい、取材陣もご相伴にあずかったのだという。これがそもそもの炊き出しの始まり。また、石原軍団は山梨県の石和温泉で裕次郎健在の頃はテレビや映画関係の人を呼んで接待をしていたそうだ。
そこでは石原軍団の俳優が女装や歌のお披露目をするなど盛り上がりを見せる。そして、この会で最も盛り上がるのは、抽選会だ。
この抽選会では、最初に、参加者の番号が配られ、裕次郎らが箱の中から番号札を引き、その番号が合致した参加者に賞品が当たる。この時、何年も参加していた井上氏が気付いたことがあったという。
それは、外車や海外旅行券などが当たるのが裏方の人々ばかりだったというのだ。
役者やマスコミ関係者に豪華賞品が当たることはなく、良い賞品は裏方に当たったのだ。裕次郎の
「裏方がいるから俺らの仕事はできるから、裏方にいい景品を渡さなくては」
という考えが基本にあり、裏方の番号を事前に把握して、それを彼らにあてていたという。
「放送作家・横山龍太のアイデア研究所」より引用
https://ameblo.jp/pon-ryuta/entry-12425366303.html