東京で年に発生する痴漢件数は1800件。
ですが、このようにデータとして表に現れた痴漢行為は氷山の一角にすぎず、泣き寝入りが多いと言います。
警視庁のデータによると東京・名古屋・大阪に居住し、通勤・通学のために電車を利用している16歳以上の女性2221人のうち、「過去1年間に電車内で痴漢被害に遭った」と回答した女子は304人、実に全体の13.7%。
そのうち「警察に通報・相談していない」と回答した女性は271人。
実に被害女性の9割近くが泣き寝入りをしていることになったのです。
混雑する時間にターゲットを絞る痴漢犯罪
痴漢犯罪の行なわれる場所として多いのがやっぱり電車内。
警視庁のデータによると圧倒的に「電車内」が多く、内訳は「電車が52.7%」「駅が19.4%」「店舗内が11.5%」「路上が8.8%」「バスが0.5%」「商業施設ビルが1.8%」「その他が5.3%」となっています。
そして、痴漢が発生する時間帯として一番多いのは朝の8時半頃。
9時に始業する会社に合わせて電車が一番混んでいるとき。
そのため、事前に綿密なリサーチをして犯行におよぶ者もいますので注意が必要です。
そして…一年間のうちに一番多い月が6月なのですが、
その理由は何でしょう??
【答え】
女性の薄着が増えてくるため
【解説】
女性の薄着が増えてくる4月辺りから相談件数は増え、毎年6月がピークを迎えます。
痴漢をするきっかけとして多いのが、ふとした瞬間。
たまたま満員電車の中で女性に手や身体の一部が触れたときに、柔らかくて気持ちよかったという人たちが多いという。
対して「いつも想像してた痴漢を今日こそやってみよう」と意を決して行ったという人は意外と少なく、人込みでは知らない男性の近くに、極力いないということも、痴漢から身を守ることの一つです。