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サバが好きだけど、最近はホッケが多いイルカ??

【問題】

水族館の人気者イルカ

このイルカですが、餌は何を食べているかご存知ですか?

例えば、ニジマスはオオサンショウウオやカワウソの餌。
シシャモはペンギンの大好物、ホッケはアシカやアザラシの餌と言った具合ですが、イルカはと言いますと、以前はサバが中心だったのですが、ここ2、3年変わりつつありホッケが中心になっています。

実はホッケが中心の餌になったのには、サバだとイルカのショーに影響が出るためなのですが、

ではサバだとどのような影響が出るのでしょう?

【答え】

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【答え】
脂分が多く、ショーの際にジャンプが鈍る

【解説】

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【解説】
サバはとても脂がのっているため、イルカはカロリーオーバーになります。

例えば、海洋レジャー施設「城崎マリンワールド」(兵庫県豊岡市)では、人気のイルカショーのイルカたちが体重増で動きが鈍くなり、ダイエットに取り組んでいる。

以前は、イルカたちがハイジャンプで高さ7メートルのボールに届かなかったり、尾びれで立って泳ぐ見せ場でも尾びれの動きが鈍くなっていました。

他の水族館でも同様に餌の選別をしています。
サバをあげる場合も、脂分が少ないものを選んでいるという訳です。

ちなみに、イルカはなぜジャンプするの??

1つは、体についたアカや寄生虫を落とすため。

イルカの肌はとてもツルツルしています。
このツルツルした肌の状態を保つため、1日に何回も新しい皮膚に変わります。

ツルツルの状態だと、イルカは水中でも抵抗を受けることなく、速く泳げるようになるので、ジャンプをしてアカや寄生虫を落としています。
イルカの皮膚の厚さは4層になっており極寒の海や赤道近くの海でも一定に温度を保つことができます。

2つめは、オスがメスに求愛するため。

オスがメスに求愛するときはジャンプをして求愛します。
メスはどのようにして判断するのかというと、ジャンプした後の気泡の量を見ているそうです。
高いところから飛べば飛ぶほど、それだけ多くの気泡が生まれます。
気泡が多いと言う事は、男として体力があると言う事で、魅力につながるのです。

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