【問題】
医師と看護師が同乗して「空飛ぶ救命室」とも呼ばれていドクターヘリ。
現在は年間約25000件も出動していて(16年)、8年前のおよそ5倍に増えています。そんな中、重要になってくるのがドクターヘリを「停める場所」
着陸ポイントとしてそのほとんどが小学校・中学校のグラウンドになっています。
その際ヘリが到着する前に、消防と連携してあることを行い着陸するのですが、ではそれは何でしょう?
【答え】
【答え】
グランドに水を撒く
【解説】
【解説】
ヘリがアスファルトやコンクリートなどによって舗装されていない地面(主に学校のグラウンドなど)に着陸する際、メインロータ(ヘリの上部についている回転翼)のダウンウォッシュ(強い下向きの風)によって、砂などが飛び散ります。
それによって周囲に被害が出たりしないようにするために、可能な限り着陸地点に散水します。ドクターヘリは、比較的小型のヘリが多いのですが、消防本部のヘリや都道府県の防災ヘリ、自衛隊の救助用ヘリなどは、機体が大きいため、その分、ダウンウォッシュが強くなります。
そのため、ヘリをグラウンドなどに着陸させるときは、散水してるのです。ちなみに、導入が進んでいるドクターヘリですが、東京には無いのです。
消防ヘリを救急に使うという東京型ドクターヘリ(救急と救助のミックス)はありますが、離島への出動がメインとなっており陸地ではあまり使われていないようです。都の福祉保険局救急災害課によりますと
「東京には救急車の数も多く、病院も多いので、都心部でのドクターヘリの必要はない」
としています。たしかに、特に都心部は非常にゴミゴミとして狭い場所も多いし、人がたくさんいる場所も多いので、ヘリの離着陸は困難になりますが、都道府県別の救急患者の病院到着までの時間は、東京がワースト1というデータもあるため、ドクターヘリを導入しようという専門家の意見も多くあります。
「放送作家・横山龍太のアイデア研究所」より引用
https://ameblo.jp/pon-ryuta/entry-12409060119.html