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気象庁からの台風情報。実は時間差で発表している??

【問題】

秋のシーズン多く到来する台風。
台風情報といえば、気象庁が扱うことになっていますが、実は天気予報で台風情報のみ実際の状況より少しずらして発表されている場合が多く、台風から温帯低気圧に変わった時間をあえて遅らせて発表しているのです。

ではその理由は何でしょう?

【答え】

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【答え】
急激にマスコミが報道しなくなるため

【解説】

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【解説】
マスコミの報道が得ることにより、防災への注意喚起が送れ、警戒を緩めない様にするためです。

気象庁では平成19年から、暴風を伴う災害を及ぼすような台風の場合、温帯低気圧に変わっても台風としての情報を継続して発表するように決めています。

気象庁は
「温帯低気圧に変わったとたん世間の関心が薄れ、防災上の注意もそがれる。必要な措置だ」
と主張しますが、一方で気象予報士や民間気象会社からは、
「事実を曲げて発表すべきではない」
とする批判の声も出ている。

一般的な天気予報と違い、台風情報などの防災情報は、緊急時に無用な混乱を防ぐために気象庁の情報に一元化する必要があります。
そのため、
「台風はすでに温帯低気圧になった」
と判断しても、気象庁が台風とする限り、そのまま伝えなければならない。

メモ

台風と温帯低気圧とは?

熱帯の海上で発生した「熱帯低気圧」のうち、低気圧内の最大風速が17メートル以上になったものが「台風」。
北上に伴って温かく湿った空気の台風に、上空から寒気が流入すると前線が発生し、渦が崩れ、中心にある暖気核がなくなるなど、次第に台風本来の性質を失うことで「温帯低気圧」に変わる。
「台風が衰えたもの」と言われることが多い温帯低気圧だが、台風より広い範囲で強い風が吹くことも多く、低気圧として発達し、大きな被害をもたらす。

「放送作家・横山龍太のアイデア研究所」より引用
https://ameblo.jp/pon-ryuta/entry-12408786078.html

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