【問題】
夏の定番シャツであり、冬下着としても大活躍のTシャツ。
その起源ですが、思いのほか古くはなく、1910年代のアメリカ。
若者文化からと思いきや、元々はアメリカの海軍が下着として着用したのが始まりで、100年前の戦地にそのルーツがありました。Tシャツはその名のごとく、広げたときの形状がまるで“T”の字のようだったため、Tシャツと呼ばれるようになったそうです。
しかし、Tシャツは、戦地においては下着としての機能の他に、包帯やマスクとしても使われていました。戦地には怪我や傷というのはつきもの。
傷口に細くカットしたTシャツをあてて包帯代わりにしたり、汚い空気を吸い込まないようマスクとしても使われていたようです。
またこの当時、ある理由からTシャツ白と決まっていたのですが、では、その理由は何だったでしょう?
【答え】
【答え】
白旗として使用できるため
【解説】
【解説】
1939~1945年には、米国陸軍の公式肌着として採用。
それまでアメリカ軍兵士は重くて厚いウール素材の制服を着ていましたが、ヨーロッパ兵士達の着る綿素材のアンダーウェアを真似して作ってみたところ、ウールとは比較にならない快適さに驚いたそうです。そこで、兵士達はこれを制服にしてくれるよう軍に頼み、第二次世界大戦では米軍の一般的な肌着として普及しました。
またTシャツは戦争中に白旗としての目的もあり、Tシャツ=白として着用されました。
その後、それまで白が定番だったものの、軍使用のためカーキ色も用いられました。ちなみに、
着ているだけで防災になる防災Tシャツとなるものがあります。
もし、外出時に地震などの災害が発生し、自分の家族や恋人、友人がビルから落ちてきた窓ガラスで怪我をしてしまった時、あなたはどうしますか?
救急車を呼び、自分のできることを探し、応急処置を行おうと思うはずです。
そこで、緊急時に必要な「包帯、三角巾」を普段身につけているものから、作り出すアイデアを考えました。
「First Aid Shirt」はTシャツの柄に沿って破ると、包帯や三角巾の代替え品として使うことができます。
「放送作家・横山龍太のアイデア研究所」より引用
https://ameblo.jp/pon-ryuta/entry-12420312872.html