献血率1.7%だったルーマニアを80%まで上げたテレビ局のアイデアとは!?

2018年12月9日


【問題】

ドラキュラ伯爵の本場ルーマニアは、ヨーロッパで最も
輸血用血液を必要としている国なのです。
ルーマニアの献血率はわずか、1.7%です。血液がとても足りないため、
多くの人が緊急状況で命を失っているそうです。

そこで、ルーマニアで、音楽フェスティバルのチケット代を
献血で支払うよう呼びかける変わった試みが行われました。
チケット代は「血で」、フェスの広告は「私たちはひどい問題(bloody problem)を
抱えている。血を必要としているのはバンパイアだけじゃない。
(血は)吸わずに提供を」と訴えました。

さらに、、
深刻な血液不足を解決するため、
ルーマニアの『オブセルヴァトール(Observator)』という放送局が、
ある奇抜的な方法でニュースを進行しました。
それによって、「血液」が足りないことをテレビの画面上で周知することに成功。

なんとその後14万人の人が集まり、献血率は80%にまで上昇しました。
では、そのアイデアとはどのようなものだったのでしょう?

【答え】

「赤」の色を抜いたテレビ映像を放送した

【解説】

放送局が、多くの人に血液が足りないことを知らせるため利用したのは、
ニュースの画面でした。私たちが観るテレビの画面は、
RGB(赤、緑、青)を基本として色を表しています。
しかしRGBの中で一色でも足りなくなると、まともな色は見られません。

このことを利用して、放送局は一週間に一回、
赤を表示させないままニュースを進行することにしました。
ニュースを始める前には、アナウンサーが
「わざと赤を表示させていないので、あなたのテレビは問題ありません。」
と伝えています。

赤を表示しない緑のような画面を通して、人々にメッセージを伝えた結果。
14万人の人が集まり、献血率は80%にまで上昇したそうです。
また、ルーマニア政府は献血を支援するため、
2015年の献血予算を300%も伸ばし、献血センターも
たくさん増やしていく計画であると伝えました。
放送局が行ったプロモーションで多くの人がメッセージを受け取り、
献血の問題を解決しつづけていくという政府とテレビ局の連動したアイデアでした。

「放送作家・横山龍太のアイデア研究所」より引用
https://ameblo.jp/pon-ryuta/entry-12422121117.html