岐阜県PRでターゲットを絞った国とは!?

2018年12月25日


【問題】

訪日客対応にいち早く乗り出し、集客に結びつけている自治体の一つ岐阜県。
ゴールデンルート外でツアーもなく、空港もなく、港もない。
アクセスの“二重苦”を抱えながら訪日客獲得に成功しています。

14年の外国人延べ宿泊者数は過去最高を記録。
県として海外戦略プロジェクトを開始した09年から約4倍と、東京(約2倍)、
大阪(約3倍)を上回っているのですが、
その躍進を可能にした戦略として、
ある国をターゲットにしたことでした。では、その国とはどこでしょう?

【答え】

シンガポール

【解説】

インバウンド戦略で選択と集中を徹底し選んだのはシンガポール。
当時、中国に重きを置く県が多かった中、
シンガポールは東南アジアの中で影響力を持つ国で、
周辺国へ流行が波及することが期待できた。さらに親日感情が高い。
また知事が現地に行けば、メディアは大きく取り上げます。

他の自治体はあまり事前調査もせず、“うちにはこんなものがある”と売り込むだけですが、
岐阜県では事前に現地に飛んで関係各所を回り、
どんなものを持っていけば現地の人は喜び、岐阜にもプラスになるのか、
ニンジンになるものをリサーチする。そのうえでトップセールスを行い、
事後もフォローするため、成功確率が高いと言われています。

また県では、外国人観光客の嗜好が爆買いなどのモノ消費から、
体験などのコト消費にニーズが変化していることを捉え、
自然体験、アクティビティ体験、文化体験及び匠の技体験などの
商品化及びPRを推進してきました。

PRの成果として、
小坂の滝トレッキング、飛騨神岡レールマウンテンバイクガッタンゴ―のほか、
飛騨金山「筋骨めぐり」がツアーに組み込まれており、
地域の様々な魅力を体験してもらい、
滞在時間の増加、さらに日帰りから県内への宿泊や宿泊日数の増加UPとなりました。

ちなみに、
筋骨めぐり・・・飛騨地方ではせまい路地のことを「筋骨」と呼び、
人間の体に例え、複雑に絡み合ったせまい道のことを言います。
飛騨街道・金山宿には立ち並ぶ民家の隙間に筋骨が張り巡らされており、
昭和ののどかな風景を味わうことができます。

「放送作家・横山龍太のアイデア研究所」より引用
https://ameblo.jp/pon-ryuta/entry-12421877135.html